ダウンザホールハンマーについて
ダウンザホールハンマー工法
いかなる岩盤をも貫く!
ダウンザホールハンマー工法
スクリューの先端にダウンザホールハンマーを取付け、高圧エアーの力を利用したピストン運動(打撃力)によって硬質な地盤を削孔していく工法です。オーガによる回転をプラスしたリーダーレス型杭打機の他に、クローラクレーンによる吊り下げ型でも施工が出来ます。現在最高の掘削工法で、水中でも施工可能です。
ダウンザホールハンマー工法の特徴
ダウンザホールハンマー工法とは、硬質地盤を破砕・掘削・穿孔することにより山留杭や構台杭、基礎杭等を打設する工法のことをいいます。リーダーに装備したアースオーガの回転力と、ロット先端のパーカッションハンマー内に圧縮空気を供給するピストン運動による打撃力を先端に取り付けた超硬ビットに伝達させ破砕・掘削・穿孔を行います。地盤は一般土砂から岩塊・玉石・硬岩までのあらゆる掘削に適しており、他の工法では不可の硬岩岩盤においても確実に掘削できる工法です。
構造がシンプルなため消耗品が極めて少なく分解組立が容易で、先端のビット荷重が少なくてすみ鉛直精度が良いのが最大の特徴です。また、多様なベースマシンとの組み合わせにより段差地や狭い現場で威力を発揮することができます。
ダウンザホールハンマー工法のA工法・B工法の違いとは
A工法とは「クレーンを使った」ダウンザホールハンマー工法のことを言い、B工法とは「クレーンが使えない場所」で行う「やぐら」式の大口径ダウンザホールハンマー工法のことを指します。多くは「さく井」井戸掘削や「地質調査」ボーリング等です。建設工事におけるダウンザホールハンマー工法とは、「クレーンを使ったA工法」を指すことが多く、使用機械はラフテレーンクレーン、クローラクレーンなどが挙げられます。
当社のリーダーレス杭打機は、ベースがバックホーとなっているため厳密に言えば「クレーン」ではありませんが、「移動式クレーン仕様」となっているので、クレーン工法に含まれると考えています。
ダウンザホールハンマー 従来A工法との比較
従来のA工法である、クレーンを使用した場合のダウンザホールハンマー工法と、鴫原基礎の油圧式リーダーレス型基礎機械を使用した場合のダウンザホールハンマー工法を比較してみました。(画像をクリックするとpdfがダウンロードできます)
鴫原基礎のS・RXリーダーレス工法がNETIS登録【TH-190001-VE】されました
油圧式リーダーレス基礎機械にアタッチメントを装着し、オーガ及びダウンザホールハンマの削孔及びH鋼、鋼矢板の打ち込み・引き抜きを可能にした工法『 S・RXリーダーレス工法 』がNETIS登録になりました。
登録番号【TH-190001-VE】
ダウンザホールハンマーの施工状況画像
ダウンザホールハンマー施工動画
-
硬くて打てないとは言わない土留基礎会社
-
ダウンザホールハンマーの施工状況
-
ダウンザホールハンマーの施工状況
-
ダウンザホールハンマーの紹介
ダウンザホールハンマーの主な用途
-
H形鋼/鋼矢板打設工事
-
仮桟橋支持杭打設工事
-
プレボーリング(先行削孔)工事
ダウンザホールハンマー カタログ (4ページ/約2.2MB)
PDFダウンロード
ダウンザホールハンマー工法のメリット、デメリット
-
メリット
現在において最高の掘削力を誇るダウンザホールハンマーは、どんなに硬い岩盤でも力強く掘削します。「硬くて掘れません」ということが無いのです。また当社はオーガ掘削でスタートした現場で、転石等障害が発生しても素早くダウンザホールハンマーに変更することが可能で、工程に多大な影響が出るリスクを回避できます。リーダーレス基礎機械の他、クローラクレーンでの吊り下げ型でも施工出来るため、ほとんどのケースに対応できるのが強みです。
-
デメリット
低振動・低騒音型のサイクルハンマーなら大分抑えられますが、ダウンザホールハンマーから出る振動・騒音は覚悟しなくてはならないでしょう。次に、大型コンプレッサー等機材が多く、設置場所の確保が必要なことと運搬車両が増えること、ビットが高額なため施工費が高額になることがデメリットと言えます。クローラクレーン施工に比べればリーダーレス型基礎機械施工は全てにおいてコンパクトです。
ダウンザホールハンマー工法の施工手順
-
1アースオーガ・スクリュー・ダウンザホールハンマーの組立
-
2ダウンザホールハンマーを杭芯に合わせ削孔準備をする
-
3ダウンザホールハンマー削孔
-
4削孔深度・直角2方向からの垂直度の確認
-
5排土しながらハンマー、スクリューを引き上げる
-
6アースオーガ・スクリュー・ダウンザホールハンマーの解体
-
7アタッチメント交換(ダウンザホールハンマーから油圧バイブロへ)
-
8杭材の吊り込み及び建て込み・バイブロチャッキング・杭打設
ダウンザホールハンマー工法の積算
現状の国土交通省土木工事積算基準(いわゆる黄色本)にはA工法・B工法のみ掲載されており、当社のメインマシンである「リーダーレス杭打機」によるダウンザホールハンマー工法の積算基準は存在していません。
しかし現在では、国土交通省土木工事積算基準(いわゆる黄色本)には載っていない新工法、新技術は数多く存在していて、新工法はその優位性と経済性を証明するため、賛同会社を集め「協会」を発足させ、独自の積算基準を作り実際に発注者の許可を得て工事が行われています。当社もそれに倣い独自の新工法新技術を世に広めるため「S・RXリーダーレス工法研究会」を発足させる運びとなりました。
2018年5月22日(火)弊社会議室において、「S・RXリーダーレス工法研究会」が4社合同にて発足致しました。
いわゆる「協会」です。それに伴いまして、リーダーレス杭打機による工事(「油圧バイブロ工事」「オーガ併用油圧バイブロ工事」「ダウンザホールハンマー工事」)の積算資料が作成できるようになりました。
ボーリングデータ(柱状図)と杭材のサイズが分かれば作成可能ですので是非ご用命下さい。
【S・RXリーダーレス工法研究会】による積算
2018年5月22日(火)弊社会議室において、「S・RXリーダーレス工法研究会」が4社合同にて発足致しました。
いわゆる「協会」です。それに伴いまして、リーダーレス杭打機による工事(「油圧バイブロ工事」「オーガ併用油圧バイブロ工事」「ダウンザホールハンマー工事」)の積算資料が作成できるようになりました。ボーリングデータ(柱状図)と杭材のサイズが分かれば作成可能ですので是非ご用命下さい。
工期について
当社のダウンザホールハンマー工法は大掛かりな機械を必要とせず、コンパクトに施工できるのが特徴です。
ビット径も多種取り揃えており、熟練のオペレーターと職人も揃っています。高性能なベースマシンと経験豊富な職人により準備時間の短縮はもとより全体工程の短縮も期待できます。
どんな土質にも柔軟に対応できる基礎工事会社、(株)鴫原基礎にぜひ一度お問い合わせ下さい!
ダウンザホールハンマー ビット口径
名称 | 保有台数 |
---|---|
280mm | 1台 |
380mm | 1台 |
400mm | 1台 |
450mm | 3台 |
550mm | 4台 |
610mm | 8台 |
650mm | 4台 |
710mm | 2台 |
800mm | 1台 |
拡大ハンマー 560mm | 2台 |
拡大ハンマー 610mm | 1台 |
サイクルハンマー 500mm | 1台 |
サイクルハンマー 600mm | 1台 |
ダウンザホールハンマー ビット口径Φ
- 280㎜
- 380㎜
- 400㎜
- 450㎜
- 550㎜
- 610㎜
- 650㎜
- 710㎜
- 800㎜(新入荷)
- 拡大ビット 560㎜ 610㎜
- サイクルハンマー 500㎜ 600㎜