令和3年8月17日
電源開発株式会社様より
所長奨励賞の表彰状を頂きました。
鬼首地熱発電所現場にて
弊社社員、阿部希望氏が頂いたものです。
全文
「貴殿は、発電所建設工事において、
体調が悪くうずくまった他現場の作業員に
声をかけ、熱中症の症状であると判断し、
涼しい場所への移動・水分補給・身体の各部位を
冷却する等的確な処置を施し労働災害を
未然に防止しました。
これはひとえに常日頃から仲間を守る・
労働災害を発生させないという真摯な安全への
取組みの表れであり、特段に評価できるものであります
よってこの功労を称え、ここに表彰いたします」
私たちの仕事場は建設現場です。
多くの専門業者が入れ代わり立ち代わり、
時には近接作業になり、
お互いうまくヤードや時間を調整しながら
自分の仕事を完成させていきます。
そんな中でのこの事例は、
自分達チームでなく、他業種の人の
危険を察知して適切な処置をしたという、
なかなか無い事例だと思うのです。
よっぽど周りに気を付けていないと、
うずくまった人には気づかないと思います。
倒れた人は気づかれずに発見が遅れ、
重大事故になっていても
何ら不思議ではなかったものです。
この人命救助とも言える事例は、
本人はもちろん、会社としても
大変誇れるものです。
東北も年々、夏は暑くなり、
気温だけなら関東にも匹敵します。
もともと暑さに強い人、弱い人がいることに加えて、
万全の体調でないと真夏は乗り切れません。
熱中症対策用品は様々あるわけですが、
どれもこれも限界があるので、
最後は自らの体力と
体温上昇への対応力が頼りです。
これも加齢とともに
身体の対応力が衰えていきますので、
気をつけなければなりません。
熱中症は誰にでも起こりうる
大変危険な症状です。
自分自身、チームの体調管理、周りの状況。
阿部氏を見習い、
私たちも気をつけたいと思います。