基礎工事コラム
エーパイラー(Aパイラー)からリーダーレスへお役立ち基礎コラム【エーパイラー(Aパイラー)|バックホーで杭を打つために開発】
H形鋼や鋼矢板を打込むための 機械は、クレーンバイブロや 三点式杭打機が主流でした。
しかし クレーンや三点式杭打機は 大型であるため、広い現場ヤードを 必要としました。
バックホーはブルドーザーと共に 古くから存在した建設機械の代表格です。
そのバックホーでH形鋼や鋼矢板を 打込み出来るように開発されたのが エーパイラー(Aパイラー)です。
▽エーパイラーとLHVについて▽←新ページ完成
LHVと呼ばれる小型油圧バイブロを アタッチメントと共にバックホーの アームの先端に取り付けます。
油圧はバックホー自身の作動油を 使用するので、発電機などの別機材や ホースも必要とせず自由がききます。
サイズ別にあり、狭い現場でも バックホーが入っていけるなら大丈夫です。
0.3㎥クラスでは3.5mまで 0.4㎥クラスでは5.0mまで 0.7㎥クラスでは7.0mまでの 長さの鋼材が打込み可能です。
7mまでのH形鋼や鋼矢板なら 比較的地盤が柔らかい場合、 その性能をフルに発揮できるでしょう。
【エーパイラー(Aパイラー)レンタル機も登場】
この便利な機械に目を付けたのが 建設機械レンタル会社です。
0.3㎥クラスから0.7㎥クラスまで 用途に応じて取り扱いを始めました。
大手レンタル会社が扱うということは それだけ「需要がある」ということです。
軽量鋼矢板(トレンチパイル)や Ⅱ型の鋼矢板など、軽くて短い鋼材などは エーパイラー(Aパイラー)向きです。
護岸の法尻などに 長さ2~3mの鋼矢板を数百メートルも 打込んでいくような工事にはうってつけです。
【解体機を改造して杭打機へ】
他方で、解体機も登場します。 高度成長期時代に建てられた 建築物は、耐用年数もさることながら、 改正建築基準法の基準に合わず、 建て替えを余儀なくされます。
高層のビルも例外ではなく アームの長い解体機が 各メーカーより次々と作られました。
もちろんベースマシンは 「信頼の」バックホーです。
頭の良い人はいるもので、 7mまでしか打込みが出来なかった バックホーベースのエーパイラー(Aパイラー)、
この腕の長い「解体機」を 「杭打機」にすれば、 8mや10mの杭が打てて良いのでは? と考えたんですね。
既存の解体機を自らの才覚で 杭打機に改造したのです。 これがリーダーレス杭打機の始まり。
▼移動式クレーンなので吊れます♪ ▼13台あるので複数作業できます♪ ▲RXリーダーレスでダウンザホールハンマー ▲仮桟橋も1台で出来るのです♪
▲短い鋼矢板の連続施工はリーダーレス工法が最適です
▽エーパイラー(Aパイラー)とLHVについて▽←新ページ完成
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